江戸屋のごまどうふ・・・笛吹市のお店にご来店のお客様は、ご存じでご来店下さったり、
ごまどうふの看板をご覧になって入店して下さったりですので、それが「ごまどうふ」であることは
ほぼ(?)ご承知だと思います。

一方、各種イベントや、いちやまマートさんの試食販売会等に出店させて頂く際には、時々聞かれます。
「これなぁに? カマボコ?」って。確かに「カマボコ」の形をしてますもの。f(^_^;)

昨日の いちやまマート 徳行店さんの販売会でもお客様に訪ねられました。

「カマボコ?」 って聞かれたら、すかさずお答えします。
「んーーーっ 惜しい!! これ、ごまどうふなんです。」
「カマボコ」と「ごまどうふ」では随分かけ離れているのに「惜しい!!」って言うと、
初対面のお客様でも結構笑って下さり、次の会話に繋がります。

実はこの形には深~い訳がございます。

江戸屋商店の2階に併設している「田舎割烹 江戸屋」の法事で今尚お出ししている ごまどうふを
小売販売することになった当初、「ごまどうふ なのだから」という理由で、
真四角の容器のサンプルを取り寄せて試作を作ってみました。

ところが、1つ1つ手作業で詰める時、ただでさえも粘り気の強いごまどうふです。
当時はまだ今よりも作業が遅く、詰めている間にどんどん熱を失い冷めていってしまいました。
冷めると固まる性質の葛粉です。当然真四角の角に、上手にごまどうふが詰まらない状態でした。

角にきっちりごまどうふが詰まらないと、
お客様が召し上がる際、お皿に盛りつけた時、その部分が欠けているように見えてしまいます。
つまり不良品です。

全ての角に均等に詰まらないなら、まだ「角が丸みを帯びたごまどうふ」で良いのかもしれませんが、
角にきっちり詰まる場合もあり、不均一な状態は価値がなくとても嫌でした。

そこで、無理と丸みのある形状の容器を採用することにしました。

だからと言って、まん丸では何処かのお菓子屋さんがプリンやゼリーを作っているかもしれないと思い、
このカマボコ型の容器に決めました。あまり見かけない形だと思います。

何故あまり見かけない形かというと、ごまどうふを詰める時、丸みが今度は仇となり、グラグラしてしまいます。プリンやゼリーの様に固まる前が液状のものは尚更詰めにくいためだと思います。

作業台に固定できないカップは、確かに詰めにくさもありますし、
カマボコ型のカップでも、手詰めでは気泡が入ってしまうこともしばしばです。

そこは、カップを固定する枠の用意や、カップ詰めの技術の向上によって
今尚「完璧」とは思っていませんが何とかしのいでます。

これからも初めてのお客様には「カマボコけぇ?」って聞かれるかもしれませんが、
広く「ごまどうふ」だと認知して頂けるように頑張って行きたいです。

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