「特別な仕事の準備」のお話、今日は(その4)です。本番までに全てお話ししきれませんが、事後報告もする予定ですのでくどい文章ですがどうぞお付き合い下さいませ。

今日はその日に使う割箸のお話です。今日の写真のこちら、「やまなしFSC認証割箸」と言います。
山梨の県有林で育った杉の間伐材で作られています。ちゃんと箸に焼印があってそれを証明しています。

昔、林業が盛んだった頃、山は常に健全な状態が保たれていました。植林と間伐(木を間引くこと)を繰り返し、間引かれた木は有効に利用されていました。しかし、外国から安い材木が輸入されるようになってからというもの、間伐が不充分なために山の木々は大変混み合った状態が続いています。枝葉が充分に伸ばせず、根が張りきれない森は、大雨などの災害時に雨水を蓄えられないどころか土砂崩れの危険もあります。

今回、特別なお仕事の依頼者(山梨の方々)は、県外や中には外国からのお客様をおもてなしするにあたり、「山梨県産食材でおもてなししたい」との意向から、割箸もこのようなものを採用させて頂くことにしました。

しかし飲食業の立場から、ひとこと申させて下さい。
森のためにとその重要性はわかっても、正直言って・・・単価が高くて日常の業務には残念ながら使えません。
山梨県民でも、こういう割箸があることをあまり知りません。
私共業務関係者が積極的に利用しなければ普及も難しいとも思います。

だから関係各位にお願いです。
人件費、加工賃、また、山から木を運び出す道が無い事等、単価が高い理由はお察ししますが、どれだけでも単価を安くして下さい。馬鹿な提案かもしれませんが、輸入割り箸が高くなって、その分この箸が安くなる仕組みが出来たら良いのかとも思います。
また、お客様(消費者)にご理解頂けるPR活動を積極的にして欲しいです。

いろいろな立場のいろいろな意見があることと思います。
分かっているようなことを言いながら、自店の座敷ではベトナムからの輸入の竹の割箸を使っているので大きなことも申せません。でもここを読んで下さっている貴方が、貴方の立場で少し考えて下さるだけでも嬉しいし、今後意見交換が出来たらもっと嬉しいです。260819

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